新たな力強い経営の取り組みについて]

 

宇陀化成工業株式会社  

 

    代表取締役社長 栗林 浩二   

 

住所:〒633-0242  奈良県宇陀市榛原篠薬117-1

TEL:0745-85-3001

FAX:0745-85-3002

メール:info@udakasei.co.jp


【経営指針書を発表して】

経営指針書を発表したことにより経営者としての理念と方針が社員に浸透してきていることがはっきり見えてきました。
只、発表するのではなく理念と方針を行動に移すことが重要で一番難しいのですが、アタックメイト様をはじめ関係者様のお力沿いのおかげもありここ数年で大きく変化を遂げて参りました。
従来は単に売り上げばかり意識しておりましたが、今では社員一人一人が短期の目標設定を立てることで達成感を感じ、より高い目標を見つけることができる様になりました。
上司に言われて動くのではなく、それぞれが自身の役割を理解し考えて働くことができることで自然に社内の雰囲気も良くなり士気も高まってきております。
又、機能組織図に基づき行動することでブレのないマネジメントができる様になってきました。


【グリーン購入大賞を受賞してからの現在の状況】

近年取りざたされている雑プラスチック問題や2020年7月から始まったレジ袋の有料化、更には2021年6月に衆院本会議で可決された『プラスチック資源循環促進法』によりプラスチックへの意識は大きく変わってきております。
特に大手企業から発生する廃プラスチックの有効利用(再フィルム化)等の相談は多くなってきております。
又、自治体からのエコマーク認定のごみ袋(ポリハイ)の引き合いも増えてきております。
このように周囲の意識が高まる中、弊社が創業以来当たり前のように取り組んできた環境への配慮・リサイクル原料100%による製造などの企業活動を明文化すべく、SDGs(エスディージーズ)宣言にむけて活動を始めたところです。



【設備投資と今後の取組みについて】

以前から弊社では常に市場のニーズを見越した設備投資をおこなってまいりました。
目先のことだけを考えるのではなく、先手先手を打った設備を整えておくことで迅速に対応ができることも強みの一つでもあります。
又、今後さらに問題視される廃プラスチックの有効活用を考え、新しい価値を創造することにより、一歩踏み込んだ提案ができるよう更に技術を磨き研究を進めて参ります。


万葉の初瀬の里の東、峠を南に少し下った山あいに、プラスチックフィルム製造会社、宇陀化成工業株式会社が在る。晩秋の長雨がやみ、時折日の光がさす寒い朝に訪れた。門を入ると、左手に工場主棟、正面にこれに連なる入出荷場があり、塵一つ無い舗装ヤードを右折すると、右手に事務棟がある。明るく、静かで清潔な事務所では、一隅のスチール製事務机で、社長が執務中であった。

事務員の方の丁寧な案内で、社長室に入ると、使用形跡の無い立派な机と椅子があるが、もっぱら応接と打合せに用いている部屋だという。社長と挨拶を交わすと、第一声は「隠すことは何もないので、なんでも聞いてください」