社長さんインタビュー 株式会社あずやん

左から2人目が東社長


 

「あずやん」の社名はあまり聞きなれない社名ですが?

 コンピュータの会社は皆さん横文字が多いので、何か違った名前をと思っていたのはありますが…お客さんから言われたのですが、ちょっとしたEXCELの使い方などを聞きたいときに横文字の社名だと「こんなしょうもないこと聞いていいんかな」と思うと言われまして、親しみを込めて呼んでいただけるようにあずやんという社名にしています。
おかげさまで、皆さんからあずやんと読んで頂いています。
「あずやん」は、会社の利益を優先させ、会社を急成長させる考えはないと言われていますが、なぜそのような考えが生まれたのですか?

 システム管理者代行業は、本当に人が資本の業種なんです。
優秀な人材が育ってなんぼの世界だと思っています。ある程度、利益がでないと人も育てられませんし、すぐに育つとも思っていません。自分も含め、今のメンバーで切磋琢磨しあって、大きく成長して行きたいんです。しばらくは少数精鋭で行きたいと思っています。会社の規模を大きくするのはその後からです。
貴社の社員さんに「パソコンのホームドクター」を目指すと聞きましたが、この意味は?

 コンピュータのシステムを導入すると本当に色んな事が起きるんです。
医者に例えると、外科の専門だけでも内科の専門だけでもいけない。もっと症状を広くとらえる事が必要になるんです。コンピュータの世界では、専門業種ばっかり発達して、症状を広くとらえる町医者的な役回りをする人が非常に少ない。なので、あずやんがその役回りを担おうと思いました。
貴社が行う「ITシステム管理者代行」とは具体的にどのようなことですか? 企業にとってどのような利益がありますか?

 大手だと、システム部というパソコンなどの面倒を見る専門の部署がありますが、
中小だと、そのような部署がある所は少ないです。社長が面倒を見たり、パソコンに詳しい人が見たりしているのが現状です。それだと、社内コンピュータ環境の管理レベルはその人依存になってしまう。あずやんに頼めば、管理レベルは格段に向上します。少なくとも管理レベルの平準化がなされます。また、IT投資についてのアドバイスなども積極的に行っています。無駄な投資が減り、コスト削減に繋がっています。
社長は長年勤務していたITコンサル会を辞め、「あずやん㈱」を起業したと聞いておりますが、どんな動機からですか?

 前職が業務コンサルティングの会社だったのですが、お客さん周りをしていた時に、中小企業さんには本当にシステム管理者がいなくて、中には困っておられるところもあって、なんとかしてあげたいとずっと思っていたんです。前職時代から、お客さんのコンピュータを診ていまして、退職する時にお客さんに挨拶に行ったら、”今まで見ていてくれていたんやから・・・”と言われ企業を決意しました。
起業」と言ってしまうと「恰好ええな!」と思いますが、7年経過した今から振り返ると何が一番辛かったですか?

 この商売は、本当に波があるんです。呼ばれたらすぐに行かないといけないんですが、そういう時に限って複数のお客さんから呼ばれるんです。何とか平準化したいんですが、こればっかりは出来ません。あと、このままでは、来てもらっている人に給料が払えないと分かった時です。3~4回ありました。
「10年後の「あずやん(株)」をどのような会社に作り上げたいですか?

 この商売は、携帯ゲームなどの花形のコンピュータ業界ではないんですが、あずやんに勤めて良かった!という会社にしていきたいです。この業界は20名程度の規模が最大と思っているんですが、その業務ユニットが中和や南和にもできているようにしたいです。
そのために「今」なにをしているのですか?

 当面、少数精鋭でやっていきたいので、自分が持っているノウハウを今いるメンバーに徹底的に伝えています。業務中もできるだけアドバイスするようにしていますし、定期的に勉強会も開いています。

 

                                                          東社長 有難うございました。